ジョイントマットを敷いている部屋でこたつを使いたいと思ったことはありませんか?
寒い季節はこたつが重宝しますが、熱にあまり強くないジョイントマットのうえにこたつを置いて使ったら危ないんじゃ…と思いがちですよね。
そこでこのページでは、ジョイントマットとこたつの関係性を紹介します。
ちなみにこのページで言う「こたつ」は脚が低く天板の高さが40cmぐらいのものを指します。
70cmぐらいの高さのダイニングテーブルにこたつ機能がついたものとは違います。
目次
ジョイントマットのこと
使えるか使えないかはとりあえず置いといて、ジョイントマットは基本的に「熱に弱い」と言えます。
様々な場所で様々なメーカーのジョイントマットがありますが、その使用目的には大きな違いはありません。
つまりどの商品も「クッション性」や「防寒性」「防音性」などを一定の水準にしようとして作っています。
そうしないと売れないからです。
使われている素材
ほとんどのジョイントマットはウレタンやナイロンっぽい素材を使っていますよね。
軽くてクッション性が高い素材なので、ほとんどのジョイントマットが似たような素材でできています。
ところがよく使われているこれらの素材は熱に弱いという特徴があります。
耐熱温度は説明書に書いてあったり書いてないものもあると思いますが、素材から考えると約70度前後ではないかと思います。
70度というのは非常に低い耐熱温度と言ってよく、沸騰したお湯は100度なので論外ですし、美味しいコーヒーは90度前後と言われているので、これもNGです。
床材においては相当低い耐熱温度だと思って間違いありません。
ジョイントマットは繋ぐことに価値がある
メーカーではほとんどの場合「火気のそばでは使用しないでください」と言うはずです。
仮に耐熱温度以下だとしても、誤差の可能性も含めて万が一変形してしまう可能性は否定できません。
ジョイントマットという商品の性質上、ちょっとの変形が商品価値をなくしてしまいます。
ジョイントできなくなるということですね。
こたつにジョイントマット
これらのことを踏まえると、ジョイントマットとこたつは併用できないように思いますが、実はそうでもありません。
推奨はできませんが問題なく使用することは十分可能。
ただし上記のようなリスクがあるということには変わりません。
ちなみに私は実際にコルクマットとこたつを併用してますが、今のところ変形していません。
「フローリング⇒コルクマット⇒じゅうたん⇒こたつ」という使い方をしています。
こたつ用布団を使う
「フローリング⇒ジョイントマット⇒こたつ布団⇒こたつ」という順番に敷いてあるなら、おそらくは問題なく使うことができます。
こたつからの熱が直接ジョイントマットにいかないので、変形する可能性も低くなります。
より安全性を高めるなら、アルミで熱を反射し熱が逃げないと謳われているこたつ布団だと、ジョイントマットにさらに熱がいきにくくなります。
じゅうたんやラグを使用する
「フローリング⇒ジョイントマット⇒じゅうたん⇒こたつ」という順番でも問題ないでしょう。
じゅうたんが直接の熱を受けてくれるので、ジョイントマットが変形するほどの高温にはなりにくいと考えられます。
こたつの場所だけ「フローリング⇒ジョイントマット⇒≪アルミ断熱シート≫⇒じゅうたん⇒こたつ」とすればより安心で、熱効率も良くなるので電気代の節約にもなります。
赤ちゃんのいる家庭でのこたつの使用
ジョイントマットを赤ちゃんのために敷いているという人はとても多いと思います。
そのような家庭の場合、ジョイントマットとこたつが併用できるとしても、赤ちゃんとこたつの関係性も考慮する必要があります。
結論から言えば、こたつは無いに越したことはありません。
こたつの電源を入れずただのテーブル代わりというなら話は違いますが、もし「暖かさを求める」という意味でこたつを使うなら、親としては目を離すことができません。
その理由は次の2点です。
- 熱源が危ない
- コードが危ない
熱源が危ない
こたつの中の温度ってどれぐらいになるかご存知でしょうか。
実は最高で67度ぐらいまで上がると想定されます。
こたつ布団で熱が逃げにくいとか時間などでも当然変わってきますが、相当高い数字ですよね。
45度のお風呂がかなり熱いことを考えると、想像以上の熱さだと思って間違いありません。
そんなものがリビングの真ん中にあれば危ないのは明らかです。
大人は大丈夫。
どれぐらい熱かったらやばいのか、どれぐらいの熱さなら我慢できるのかなどが分かっているから。
でも赤ちゃんや小さな子供は分かっていませんよね。
間違ってハイハイでこたつの中に入って親が気づかなかったら…考えただけでも恐ろしいです。
いくら低い温度にしてても長い時間入ってたら低温火傷の可能性もあります。
寒いからってこたつに赤ちゃんを昼寝させるようなことは絶対にしてはいけません。
ただでさえ赤ちゃんの皮膚は薄いので、熱源には気を付けることが大事です。
コードが危ない
こたつってどうしてもコードがイヤなところにはってしまいますよね。
やっと歩けるようになった1歳過ぎの赤ちゃんにとって、そのコードは引っかかって転ぶ原因になるのに十分な高さがあります。
また、浮いて引っかかりやすくなることもよくあります。
もう一つコードで怖いのが、赤ちゃんが引っ張ったりして遊んでしまうこと。
危ないという概念がないので、引っこ抜いたコンセントを平気で舐めてしまいますし、濡れたコンセントをさせば漏電も考えられます。
よだれで濡れた手でコンセントを触れば感電の可能性もあるので、絶対に触れないようにするなどの対応が必要になります。
まとめ
アルミで熱を通しにくい状態にすれば、より安心です。
でも赤ちゃんとこたつはあまり相性が良くないので、もし赤ちゃんのいる家庭で使用するときは細心の注意を払うことが必要になります。